創作田園地帯

和声学

目次


予備知識
第一章 三和音
第二章 終止形
第三章 属七の和音
第四章 転回和音
第五章 終止形の展開
第六章 短音階の和音
第七章 副三和音と副七の和音
第八章 変化和音
第九章 転調
第十章 非和声音
第十一章 和声の配置
結尾


和声学は、対位法や楽式論と並び、音楽理論の中核をなすものである。 和声学の知識は楽曲の分析にも作曲にも生かすことができる。 しかし和声学は、知らなければ作曲できない、 或いは知っていれば作曲できる、 といった絶対的なものでもない。 それは音楽全体の中の一つの部分集合に過ぎず、 また内部に様々な問題点を抱えている。

だが和声学を学ぶことは無駄ではない。 和声学でしか得られない音楽的な霊感は存在する。 何よりも和声学の学習を通じて得られる平衡感覚は、 音楽を愛する者にとって有益な精神性に繋がると信じている。

本書「和声学」では、伝統的な和声学について平易に解説するとともに、 和声法の限界と可能性についても言及したい。

平成12年7月25日

目次 /


制作/創作田園地帯  2000/07/25初出
無断転載を禁じます。リンクはご自由にどうぞ。
Copyright © 2000-2005 Yoshinori SUDA. All rights reserved.